ひふみ神示 第六巻 ひつくの巻
第一帖 ◉の巻
富士は晴れたり日本晴れ ◉の巻書き知らすぞ
この世に自分の物といふものは何一つないのであるぞ 早よ自分からお返しした者から楽になるのざぞ
今度の大洗濯は三つの大洗濯が一度になているのざから見当取れんのざぞ
◉の国の洗濯と外国の洗濯と世界ひくるめた洗濯と一度になているのざからそのつもりでおりて少しでも◉のご用務めてくれよ
これからがいよいよの正念場と申してあろかな 今はまだまだ一の幕で先繰り出てくるのざぞ
偏たら判らなくなるぞ 天子様拝めよ 天子様祀りくれよ
臣民無理と思ことも無理でないこと沢山にあるのざぞ ◉はいよいよの仕組みに掛かたと申してあろかな
壊すのでないぞ 練り直すのざぞ 世界をすり鉢に入れて捏ね回し練り直すのざぞ
日本の中に騒動おここぞ 神の臣民気つけてくれよ
日本も◉と獣に別れているのざから否でも応でも騒動となるのざぞ 小さくしたいなれど
元九月一日 ひつくの神
第二帖 ◉の巻
三千年 三千世界 乱れたる
罪や穢れを身において この世の裏に隠れしま
この世構いし神の 御命みこの度の
岩戸開きのご用する 身霊はいづれも生き変わり
死に変りして練りに練り 鍛へに鍛へし◉国の
誠の身霊天駆けり 国駆けり栄す素の種
昔の元の御種ぞ 今堕ちぶれているとても
やがては神の御民とし 天地駆けり◉国の
救いの神と現れる 時近づきぬ御民らよ
今一苦労二苦労 常とん苦しきことあれど
堪へ忍びてぞ継の世の 真◉世の礎と
磨きてくれよ◉身霊 弥栄継に栄へなむ
身霊幸はへましまさむ
元九月二日 ひつくの神
第三帖 ◉の巻
この筆声立てて読みてくだされと申してあろかな
臣民ばかりに聴かすのでないぞ 守護人殿 神々様にも聴かすのぞ 声出して読みてさえおれば良くなるのざぞ
邪と申して仕事休むでないぞ 仕事は寄与であるから務め努めた上にも精出してくれよ それが真の寄与であるぞ 滝に打たれ断食するような刑は外国の業ぞ
◉の国のお土踏み ◉国の光息して ◉国から生まれる食べ物戴きて ◉国の御仕事している臣民には行は要らぬのざぞ このことよく心得よ
十月の十九日 日月◉
第四帖 ◉の巻
戦すみても後の紛糾なかなかにすまんぞ 人民いよいよに苦しくなるぞ
御代出づの仕組み出来ないでひふみノご用はやめられんぞ
この筆読んで御代出づの世の仕組みよく腹の中に入れておいて神の人に知らしてやりて下されよ
御代出づとは天子様の御神威出づことぞ
十月二十日 ひつく神
第五帖 ◉の巻
◉の国には◉も人もないのざぞ 忠も孝もないのざぞ ◉は一つであるぞ
山である 川である 愛である 野であるぞ 草である 木である 動物であるぞ
為すことみな忠となり孝と流れるのぞ 死も無く生きも無いのぞ ◉心あるのみぞ
やがては降らん雨霰 役員気つけてくれよ
◉の用意は出来ているのざぞ 何事からでも早よ始めてくれよ
◉の心に叶ふものはどしどしと埒明くぞ
十月二十一日 日月◉
第六帖 ◉の巻
天土の時
天御中主ノ尊とアのアに成りましき
高天原に尊と成り給ひき
今の経済は悪の経済と申してあろかな もの殺すのぞ
◉の国の経済はもの産む経済ぞ 今の政治はもの壊す政治ぞ
◉の政治は与へる政治と申してあろが 配給は発育 統制は渡世ぞ
一度は何もかも天地に引き上げと申してあるが 継の世の種だけは地に埋めておかねばならんのざぞ
それで◉が諄申しているのぞ 種は落ちぶれていなさる方で守られているぞ
上下にひくり還る申してあること近づいて来たぞ
種は百姓に与へてあるぞ 種まくのは百姓ぞ
十月の二十二日 ひつく神
第七帖 ◉の巻
つき 高皇む◉ひぞ
神む◉ひの尊となり給ひき
この三柱 スに成りまして 澄みきり給ひき
岩戸開く道 神々苦しむなり 弥開き苦む道ぞ
苦しみてりなり 成りゑむ道ぞ
神諸々なり 世は勇むなり
新しき道 言事成る世 神諸々 世共に開く
鳴世の道 言事苦の道 御神威ぞ
十月二十四日 日月◉
第八帖 ◉の巻
つき 美し葦かひひ国の◉
尊となりなりて 現れ出で給ひき
瓜の蔓に茄子ならすでないぞ 成すには為すと申してあろかな
味噌も糞も一つにするでないぞ みながそれぞれに息する道あろかな
野みよ森みよ 神の経済よく見よ 神の政治よく見て誠の政治に仕へてくれよ 全てに順ろことと申してあろかな
上に立つ番頭殿 目開らいて下されよ 間に合わんこと出来ても◉はも知らんぞ ◉勢けるぞ 役員も気配れよ
元九月八日 ひつくの神
第九帖 ◉の巻
何事も持ちつ保たれつであるぞ 神ばかりでは成らず人ばかりでは成らずと申してあろが
善一筋の世と申しても今の臣民の言ているよな善ばかりの世ではないぞ 悪でない悪とあなないているのざぞ
この臣はあいの臣ぞ 上ばかりよい臣でも下ばかりよい民でもないのざぞ
祀りとは纏わることで祀り合わすとは草は草として木は木としてそれぞれの祭合わせぞ
草も木も同じ祭合わせではないのざぞ
十月の二十六日 ひつく神
第十帖 ◉の巻
つき 天の常立の尊
つき 国ノ常立の尊
つき 豊 雲野
なりなりて 現れ出で給ひ 尊澄みきり給ひき
辛酉ノ日と年は恐い日で善キ日と申してあろかな
九月八日は結構な日ざが恐い日ざと申して知らしてありたこと少しは分かりたか
何事も筆通りになりて千繰りに出て来るぞ 遅し早しはあるのざぞ
この度は幕の一ぞ 日本の臣民これで戦済むよに申しているが戦はこれからぞ
元十月八日 十八日は幾らでもあるのざぞ 三月三日 五月五日はよき日ぞ 恐ろし日ざぞ
今は型であるぞ 早よ改心すれば型小さくて済むなれど掃除大きくなるぞ
猫に気つけよ 犬来るぞ 臣民の掃除遅れると段々大きくなるのざぞ
神が表に出て御働きなされていること今度はよく判りたであろかな
◉と神との戦でもあると申してあろかな 戦のまねであるぞ
◉がいよいよとなりてびくり箱ひらいたら臣民ポカンぞ 手も足も動かすこと出来んのざぞ 喩へではないのざぞ 諄気つけておくぞ
これからがいよいよの戦となるのぞ 鉄炮の戦ばかりでないぞ
その日その日の戦激しくなるぞ 褌締めくれよ
十月二十五日 ひつくの神
第十一帖 ◉の巻
学も神力ぞ 神ざぞ 学が人間の知恵と思ているととんでもないことになるぞ
肝心の真中動いてはならんのざぞ ◉の国の政治は霊の祀り事ぞ
来る修行が喜ん出来るよになりたら◉の仕組み解りかけるぞ 何事も喜んで致してくれと申してあろかな
臣民の頭では見当取れん無茶な世になる時来たのざぞ それお闇の世と申すのぞ
神は・ 臣民は〇 外国は〇 神の国は・と申してあろが 神国から見れば周りみな外国 外国から見れば神国真中 人の真中には神あろかな
悪神の仕組みはこの方には判りているから一度に潰すことは易いなれど それでは天の大神様にすまんなり
悪殺してしものではなく 悪改心さして弥勒の嬉し嬉しの世にするのが◉の願いざからここの道理忘れるでないぞ
今の臣民いくら立派な口きても文字並べても誠がないから力ないぞ 黙ていても力ある人いよいよ世に出る時近づいたぞ
力は◉から流れくるのぞ 磨けた人から◉がうつて今度の二度とない世界の世直しの手柄立てさすぞ
身霊磨きが何より大切ぞ
十月の二十七日 ひつくの神
第十二帖 ◉の巻
三柱 五柱 七柱 こと天つ◉
つき つき
つき つき いもいくぐい
つき つき いもおほとのへ
つき つき
尊と現れなリ いきいきて いき給ひき
つき いさなきノ◉ いさなみノ◉
現れ出で坐しましき
足元に気つけよ 悪は善の仮面被りて来るぞ
入れん所へ悪が化けて入て◉の国をははにしているのであるぞ 己の心も同様ぞ
百人千人万人の人が善いと申しても悪いことあるぞ 一人の人言ても◉の心に添ことあるぞ
天子様拝めよ 天子様拝めば美光出るぞ 何もかもそこから生まれるのざぞ
お土拝めよ お土から何もかも生まれるのぞ
人拝めよ 上に立つ人拝めよ 草木も神と申してあろかな
江戸に攻め寄せると申してあろかな 富士目指して攻め来ると知らしてあること近づいたぞ
今までの事はみなカタでありたぞ 江戸の仕組みもお山もカイの仕組みもみなかたぞ な◉とと◉海の仕組みもカタ出してくれよ おはりの仕組みもカタ早よ出してくれよ
カタすんだらいよいよ末代続く誠の世直しのご用にかからすぞ 雨降るぞ
十月二十八日 ひつくの神
第十三帖 ◉の巻
人心で急ぐでないぞ 我が出てくると失敗るから 我とわからん我あるから 今度は失敗ること出来んから ここといふ時には◉が力つけるから急ぐでないぞ
身霊磨き第一ぞ 影のご用と表のご用とあるなれどいづれも結構なご用ざぞ 身霊相当が一番よいのざぞ
今に判りてくるからあわてるでないぞ 今までの神示よく読んでくれたら判るのざぞ
それで腹で読め読めと諄申しているのぞ 食い物気つけよ
十月二十八日 ひつくの神
第十四帖 ◉の巻
世の元からの仕組みであるから臣民に手柄立てさして上下揃った光の世にするのざから 臣民見当取れんから早よ掃除してくれと申してあるのぞ
国中至るところ花火仕掛けしてあるのぞ 人間の心の中にも花火が仕掛けてあるぞ
いつその花火が破裂するかわからんであろかな 掃除すれば何もかも見通しざぞ
花火破裂する時近づいて来たぞ 動くこと出来んよになるのぞ
蝋燭の火明るいと思てゐるが弥勒の世の明るさはわからんであろが
十月の三十一日 ひつく神
第十五帖 ◉の巻
目覚めたらその日の命お預かりしたことを◉に感謝し その命を◉の御心のままに弥栄に仕へまつることに祈れよ
◉はその日その時に何すべきかに付きて教へるぞ 明日のことに心使ふなよ 心は配れよ 取り越し苦労するなよ 心配りはせなならんぞ
何もかも◉に任せよ ◉の命 ◉の肉体となりきれよ 何もかも捨てきらねばならんぞ
天地みな◉のものぞ 天地みな己のものぞ 取り違い致してくれるなよ
いくら戦していても天国ぞ 天国とは◉国ぞ ◉国の民となれば戦も有難いぞ
いきの命いつも光り輝いているぞ ◉に纏ろてくれと申してあろが 天土みなに纏ろてくれと申してあろかな ここの道理よくわかりたであろが
何も言ふことないぞ ◉讃へることがことぞ 天土讃へる事がことぞ 草木の心になれと申してあろかな
◉風もあるぞ 地獄の風もあるぞ 神の申す言葉ことであるぞ ことに生きてくれよ ことに纏ろへよ
十一月の一日 ひつく神
第十六帖 ◉の巻
慌てて動くでないぞ 時節が何もかも返報かへしするぞ 時の◉様有難いと申してあろかな
◉は臣民から何求めているか いつも与へるばかりでないか
◉の政治 ◉国の政治は与へる政治と諄申してあろかな 今のやり方ではいよいよ苦しくなるばかりぞ
早よ気つかぬと気の毒出来てくるぞ 金要らぬと申してあろが やり方教へてやりたいなれど それでは臣民に手柄無いからこの筆よくみてくれと言ふてあるのぞ
善きことも現れると帳消しとなること知らしてあろが 人に知れぬよに善きことはするのざぞ この言よく深く考へておこなへよ
昔からの巡りであるからちよとやそとの巡りでないからどこへ逃げてもどしてもするだけのことせなならんのざぞ どこにいても救臣民は救てやるぞ
真中動くでないぞ 知らぬ顔しておることもおこるぞ
十一月三日 日月◉
第十七帖 ◉の巻
ここに天つ神 諸々の尊もちて
伊邪那岐ノ尊 伊邪那美ノ尊に
これの漂へる国 修理固成せと詔て
天ノ沼矛を賜ひて 讃与さし賜ひき
◉の国にも善と悪とあると申してあろかな この筆見せてよい人と悪い人とあるのざぞ
筆見せてくれるなよ 誠の◉の臣民と判りたらこの筆写してやりてくれよ 神示は出ませぬと申せよ 時節よく見るのざぞ
型してくれたのざからも初めの仕組みよいぞ
この筆表に出すでないぞ てんめは影のご用と申してあろが 筆しまておいてくれよ ひふみとして聞かしてやてくれよ
この方の仕組み日に日に変わるのざから臣民判らなくなると申してあろが 日に日に激しく変わりてくるのざぞ
◉の子には筆伝へてくれよ ◉せけるのざぞ ◉海のご用結構
十一月四日 日月◉
第十八帖 ◉の巻
つきに 伊邪那美ノ尊
伊邪那美ノ尊に 天ノ沼陰を賜ひて 共に
漂へる言国修理固成せ と讃与さし賜ひき
日に日に激しくなると申してあろかな
水頂に上げなならんぞ お土掘らねばならんぞ
言葉特に磨きてくれよ 言に気つけてくれとくど申してあろが
しては成らず せねば成らず ◉ことに生きて下されよ
十一月六日 ひつくの神知らすぞ
第十九帖 ◉の巻
今のやり方 考へ方が間違ているからぞ
洗濯せよ掃除せよと申すのはこれまでのやり方考え方をすくりと改めることぞ
一度 罷りたと思へ 掃除して何もかも綺麗にすれば◉の光すくりと光り輝くぞ
塵芥捨てよと申してあろかな 人の心ほど怖いものないのざぞ
奥山に紅葉あるうちにと申すこと忘れるなよ 北に気つけよ
◉の世の仕組みよく腹に入れておいてくだされよ 今度の新つの世の元となるのざぞ
十一月七日 ひつくの神
第二十帖 ◉の巻
◉の用意は何もかも済んでいると申してあろが 臣民の洗濯早よ致しくれよ 新つ世の用意早よしてくれよ
今度の世には四十九の御役 御仕事あるのざぞ 四十九の身霊と申してあろかな
早よこの筆腹に入れてくれよ 早よ知らせてくれよ 今までの筆 役員の腹に入るまではしばらくはこの筆出ぬぞ 大切の時には知らすなれどそのつもりでおりてくれよ
野の種大切にして下されよ 毒吐き出せよ
十一月八日 ひつくの神
第二十一帖 ◉の巻
人まづ和し 人拝めよ 柏手打ちて人と纏ろへよ
筆読んで聴かしてくれよ 声出して天地に響くよ宣れよ
火と水 ひふみとなるのざぞ 火近づいたぞ 水近づいたぞ 否でも応でも走らなならんぞ ひくり返るぞ 世が唸るぞ
筆読めば縁ある人集まて来て◉のご用するもの出て来ることわからんか
仕組み通りに進めるぞ ◉待たれんぞ
十一月十日 ひつく神
第二十二帖 ◉の巻
お宮も壊されるぞ 臣民も無くなるぞ 上の人臭い飯食時来るぞ
味方同士が殺し合ふ時来ると申してあろかな これからがいよいよざからその覚悟していてくだされよ ひふみが正念場ぞ
人民の思ているようなことでないぞ この筆よく腹に入れておけと申すのぞ
ちりちりばらばらになるのざぞ 一人一人で何でも出来るよにしておけよ
十一月十一日 ひつく神
第二十三帖 ◉の巻
一升枡には一升しか入らぬと人民思ているが 豆一升入れて泡入れること出来るのざぞ
その上に水ならばまだ入るのざぞ ◉なればその上にまだ幾らでも入るのざぞ
◉がうつりたら人が思わぬこと出来るのざぞ 今度は千人力与へると申してあろが
江戸の仕組み 世ノ終わりぞ 天おろがめよ 土おろがめよ 纏われよ
秋の空紅蓮と申してあろかな 冬も春も夏も気つけてくれよ
十一月十三日 ひつく神
第二十四帖 ◉の巻
ここに 伊邪那岐ノ尊 伊邪那美ノ尊は
沼矛 沼陰 組み組みて
国産みせなと宣り給ひき
伊邪那岐ノ命 伊邪那美ノ命 息合し給ひて
アウあうと宣らせ給ひて 国産み給ひき
ことの始め気つけてくれよ 夜明けたら命◉に戴いたと申してあろかな
◉あるうちは言事に◉のご用せよ 月あるうちは言事に月の神ノご用せよ それが誠の臣民ぞ
生活心配するでないぞ 言分けて申せば今の人民すぐは出来ぬであろが
始は 六分 国ノ為 四分 自分の為
次は 七分 国ノ為 三分 自分ノ為
次は 八分 国ノ為 二つ 自分ノ為
といふよにしてくれよ
これはまだ自分あるのざぞ ◉人一つになるのざぞ
十一月二十日 ひつく◉
第二十五帖 ◉の巻
一◎の国産み給ひき
◉の国産み給ひき 月の国産み給ひき
つきに 国産み給ひき
◉に厄介かけぬよにせねばならんぞ ◉が助けるからと申して臣民懐手していてはならんぞ 力の限り尽くさなならんぞ
◎と◉とは違うのざぞ
臣民一日に二度食べるのざぞ 朝は◉の神様に供へてから戴けよ 夜は月の神様に捧げてから戴けよ それが誠の益人ぞ
十一月二十一日 日月◉
第二十六帖 ◉の巻
(ム)(ウ)(ウ)ウ う にアエオイウざぞ 昔の世の元ぞ
(ア)(ヤ)(ワ)ヤ ワあるぞ 世の元ぞ
サタナハマからあるぞ
一柱二柱三柱五柱九柱八柱九柱十柱と申してあろかな
五十九柱の神 七十五柱 これでわかりたか
(ム)は・ざぞ ・には裏表上下あるのざぞ
冬の先 春とばかりは限らんと申してあること忘れるなよ 用意せよ 冬に桜咲くぞ
十一月二十二日 ひつく◉
第二十七帖 ◉の巻
◉の国は生きているのざぞ 国土 拝めよ ◉の肉体ぞ ◉の霊ぞ
道は真直ぐとばかり思なよ 曲がて真直ぐであるぞ 人の道は無理に真直ぐにつけたがるなれど曲がているのが◉の道ぞ 曲がて真直ぐ行のざぞ 人の道も同じであるぞ
足元から鳥発つぞ いよいよが近づいたぞ
世の元と申すものは泥の海でありたぞ その泥から◉が色々のものひふみで息吹きて産みたのぞ
人の智では判らぬことざぞ 目は丸いから丸く見えるのざぞ この道理わかりたか
一度は泥々に捏ね回さなならんのざぞ 臣民はどない申しても近欲ざから 先見へんから欲ばかり申しているが ◉は持ちきれない程ノもの与へているでないか
いくら貧乏だとて犬猫とは桁違ふかな それで何不足申しているのか
まだまだ天地へ取り上げるぞ 日々取り上げていること判らんか
◉が大難を小難にして神々様ご活動になていること目に見せても判らんか
天地でんぐり返るぞ やがて富士晴れるぞ 富士は晴れたり日本晴れ 元の◉の世に還るぞ
◉の巻終わりて月の巻に移るぞ
いよいよ秘文が多くなるから今までに出していた筆よく腹に入れておいてくれよ
知らせねば成らず 知らしては仕組み成就せず 臣民早よ洗濯して鏡に映るよにしてくれよ
今の世地獄とわかているであろかな 今のやり方悪いと判ているであろかな ◉祀れと申すのぞ
外国には外国の神あると申してあろが 身戦 進めて外国に行た時は先づその国の神祀らねばならんぞ
祀るとは纏ろことと申してあろが 鉄砲や智では悪くするばかりぞ 神先づ祀れと口説気つけてあるのは日本ばかりではないぞ
この方の申すこと小さく取りては見当取れんと申してあろかな 三千世界のことぞ 世界のことざぞ
日本ばかりが可愛いのでないぞ 世界の臣民みな我が子ぞ 分け隔てないのざぞ
この筆読みて聴かしてくれよ 読めば読むほど明るくなるぞ 富士晴れるのざぞ ◉の心晴れるのざぞ あら楽し世ぞ
十一月二十三日 日月◉
第二十八帖 月の巻
岩戸あけたり◉ハレ 富士ひかるぞ
こノ巻 役員読むもノぞ
世ノ元と申すもノは火であるぞ 水であるぞ
雲出て国となったぞ 出雲とはこノ国ノことぞ
◉さなるノ◉はこノ世ノ大◉様ぞ
日は疼きであるなり 動いて月となり国となリタノざぞ
アは日ノ◉様なり ヤよワは月ノ◉様ぞ
国ノ◉様は◉さなるノ◉様ぞ
こノこと始めに心に入レれば掃除ハタわい無いぞ ぐレンとは上下かへることと申してアろかな
言ふてならヌことぞ 言わねばならぬことぞ
アメノ◉つ九ノ◉
第二十九帖 月の巻
一日一日尊の世となるぞ
◉のこと言ふより尊ないぞ もの言ふなよ 尊言ふのざぞ 尊◉ぞ みぞ アぞ 世変わるのぞ
何も激しく引きあげぞ 戦も引きあげぞ
役に不足申◉でないぞ 光食へよ 息ざぞ
◉さなるノ尊祀りくれよ 急ぐぞ 海原とはこの国ぞ
十一 二五 一二◉
第三十帖 月の巻
おのころの国なり この国におりまして 天十の御柱見立て給ひキ
ここに伊邪那岐ノ尊 島産み給ひき
始めにひるあわ島産み給いき この御子 国の内に隠れ給ひければ
つきに 詔てのち産み給へる御子
あわのの島 いよのふたな島
この島 ゑひめ いいよりひこ おほけつひめ たてよりわけといふ
つキ おきのみごの島 あまのおしころわけ
つき つくし島
この島 しらひわけ とよひわけ たけひむかひとよくつひぬわけ たてひわけ
つき いきの島 あめひとつはしら
つき つ島 あめのさてよりひめ
つき さとの島
つき おやまとあきつ島 あまつみそらとよあきつねわけ
つき きびのこ島 たてひかたわけ
つき あづき島 おほぬてひめ
つき おほ島 おほたまるわけ
つき ひめ島 あめひとつね
つき ちかの島 あめおしお
つき ふたこ島 あめふたや
二島八島六島 あわせて十六島産み給いき
つきにまた宣り給ひてお島こ島うみ給ひき
あわぢ島 ふたな島 おきの島
つくしの島 いきの島 つ島 さとの島
おやまと島 こ島 あづき島 おほ島 姫島
なかの島 ふたこ島の十四島 島産みましき
つきにいぶきいぶきて御子神産み給ひき
おほことおしをの神 おほことおしをの神
いしつちひこの神 いしつちひこの神
いしすひめの神 いしすひめの神
おほとひわけの神 おほとひわけの神
あめふきをの神 あまのふきをの神
おほやひこの神 おほやひこの神
かさけつわけのおしほの神
かさけつわけのおしおの神
わたの神 わたの神 おほわたつみの神
みなとの神 みなとの神
はやあきつひの神
はやあきつ姫の神 はやあきつ姫の神
風の神 かせ神 しなつひこの神
きの神 きの神 ここのちの神
山の神 山の神 おほやまつみの神
ぬの神 野の神 茅ぬ姫の神 野土の神
いわくすつねの神
あめのとりふねの神
おほけつひめの神 おほけつひめの神
ひのやきはやおの神
ひのかかひこの神 産みましき
はやあきつひこ はやあきつひめ 二柱の神
川海によりもちわけ ことわけて産ませる神
あわなきの神 あわなみの神
つらなきの神 つらなみの神
あめみくまりの神 国のみくまりの神
あめくいさもちの神 国のくいさもちの神
つキに おやまつみの神 野土の神の二柱の神
山野によりもちわけて ことあけて産みませる神
あめのみつちの神 国のみつちの神
あめのさきりの神 国のさきりの神
あめのくらとの神 国のくらとの神
おほとまとひこの神 おほとまとひめの神
おほとまとひこの神 おほとまとひめの神産みましき
伊邪那美の神 病みこやしまして
手繰りになりませる神
かなやまひこの神 かなやまひめの神
糞になりませる神
はにやすひこの神 はにやすひめの神
尿になりませる神
みつはめの神 わくむすひの神
この神の御子 とようけひめの神と申す
ここに伊邪那美の神
火の神産み給ひて ひ土となりなり給ひて
ねの◉の心の国に神去り給ひき
ここに伊邪那岐の神 泣き給ひけれは
その涙になりませる神 なきさわめの神
ここにかくつちの神きり給へは その岩にこひりて
岩さくの神 ねさくの神 岩つつのおの神
みかはやひの神 ひはやひの神
たけみかつちおノ神 たけふつの神 豊ふつの神
御刀の手上の血 くらみつはの神
ここに殺されしかくつちの御頭になりませる神 まさかやまつみの神
御胸に おとやまつみの神
御腹に おくやまつみの神
御陰に くらやまつみの神
左の御手に しきやまつみの神
右の御手に はやまつみの神
左の御足に はらやまつみの神
右の御足に とやまつみの神なりましき
ここにきり給へる御刀 あめおははり いつのおははりといふ
ここに妹 恋しまし給ひて
ねの国に追いいで給ひき
十一月二十五ヒ ヨ 日月◉
第三十一帖 月の巻
ひと ふた みい よお いつ むう なな やあ ここのお たり ももち よろす(一二三四五六七八九十百千萬)
今度は千人万人力でないと手柄出来んと申してあろかな
世界中総掛かりで攻めて来るのざから一度はあるにあられんことになるのざぞ 大将だからとて油断できん
富士ノ山動くまでにはどんなことも堪へねばならんぞ 辛いぞ
どんなことあても死に急ぐでないぞ 今の大和魂と◉の魂と違ふとこあるのざぞ その時 所によりてどんなにも変化るのが◉の魂ぞ
馬鹿正直ならんと申してあろ 今日あれし命勇むとききたぞ
十一月二十六日 日月◉
第三十二帖 月の巻
表ばかり観ていては何も判りはせんぞ
月の神様祀りくれよ この世の罪穢れおいて夜となく昼となく護り下さる素盞嗚の神様篤く祀りくれよ
火あて水動くぞ 水あて火燃ゆるぞ 火と水と申しておいた神の他に隠れた火と水あるぞ それを秘文と言ふぞ
ひふみとはひふみといふことぞ 言葉ぞ 言霊ぞ 祓ひぞ 禊ぞ 渦ぞ ◉さなるの仕組みぞ なりなる言葉ぞ
今の三位一体は三位三体ぞ ひと顕れてふみ隠れよ ふとみノ神様のご恩忘れるでないぞ 御働き近づいたぞ
十一月二十七日 ひつく神
第三十三帖 月の巻
宝の山に攻め寄せ来ると申してくど気つけておいたでないか
◉の国にはどんな宝でもあるのざぞ ◉の国昔から宝いけておいたと申してあろかな ◉の国にも宝けておいてあるのざぞ
この宝は◉が許さな誰にも自由にはさせんのざぞ 悪が宝取ろと思たとてどんなに国に渡りて来てもどにもならんよに◉が守ているのざぞ
いよいよとなりたら◉が誠の神力出して 宝取り出して 世界のどんな悪神も◉の国には敵わんと申すところまで とことん心から降参するところまで今度は戦するのざから 人民よほど見当取れんことに どんな苦労も拒らなならんのざぞ
知らしてありたこと日々どしどしと出てくるぞ 我義捨ててくれよ
(十一月二十八日 ひつくの神)
第三十四帖 月の巻
こノ筆よく読みてくれよ 早合点してはならんぞ 取り違いが一番怖いぞ
どしたらお国のためになるのぞ 自分はどうしたら良いのぞと取り継ぎに聞く人沢山に出て来るなれど こノ筆読めばどしたらよいか判るのざぞ その人相当に摂れるのぞ
筆読んで読んで 腹に入れても判らぬといふことないのざぞ 判らねば神知らすと申してあろかな
迷のは筆読まぬからぞ 腹に入れておらぬからぞ
人が悪く思へたり悪く映るのは己が曇りているからぞ
十一月の二十九日 ひつくの神
第三十五帖 月の巻
元からの筆腹に入れた人がこれから来る人によく話してやるのざぞ
この道は初めは辛いなれど楽ノ道ぞ
骨おらいでも素直にさへしてその日その日の仕事しておりてくだされよ 心配要らん道ぞ
手柄立てよと思なよ 勝とと思なよ 生きるも死ぬるも◉の心のままざぞ
どこに居てどんな事していても助ける人は助けるのざぞ 神のご用ある臣民安心して仕事致しておりてくだされよ
火降りても槍降りてもびくともせんぞ 心安心ぞ くよくよするでないぞ ◉に頼りて◉祀りて纏わりておれよ 神救ぞ
十一月の二十九日 ひつく神
第三十六帖 月の巻
今の臣民見て誉めるよなことはみな奥知れているぞ これが善である真のやり方ぞと思ていること九分九厘まではみな悪のやり方ぞ 今の世のやり方見れば判るであろうが
上の番頭殿 悪い政治すると思てやているのではないぞ 番頭殿を悪く申すのでないぞ 善い政治しよと思てやているのぞ
善いと思ことに精出しているのざが 善だと思ことが善でなくみな悪ざから ◉の道がわからんから 身霊曇りているから臣民困るような政治になるのぞ
政言せなならんぞ わからんことも神の申す通りすれば自分ではわからんことも良くなていくのざぞ
悪と思ていることに善が沢山あるのざぞ 人裁くのは◉裁くことざぞ
怖いから改心するよなことでは 戦がどなるかと申すよなことでは誠の民ではないぞ
世がいよいよノとことんとなたから今に大神様まで悪く申す者出て来るぞ 産土様なんぞあるものか 悪神ばかりぞと申す者沢山に出て来るぞ
この世始まてない時ざから 我が身や我が家が可愛い様では◉のご用務まらんぞ
◉のご用すれば 道に従えば 我が身我が家は心配なくなるといふ道理わからんか
何もかも結構なことに楽にしてやるのざから 心配せずにわからんことも素直に御命聞いてくれよ 子に嘘つく親はないのざぞ
神界のこと知らぬ臣民は色々と申して理屈の悪魔に囚われて申すが 今度のいよいよの仕組みは臣民の知りたことではないぞ
神界の神々様にも判らん仕組みざからとやかく申さずと◉の筆腹に入れて身霊磨いて素直に聞てくれよ それが第一等ざぞ
この筆は世に出ている人では解けん 苦労に苦労した落ちぶれた人で苦労に負けぬ人で 気違いと言われ阿呆と言われても◉の言素直に聴く臣民でないと解けんぞ
解いてよく噛み砕いて世に出ている人に知らしてやりてくだされよ
苦労喜ぶ心より楽喜ぶ心高いぞ
十一月二十九日 日月◉
第三十七帖 月の巻
天にも天照皇大神様 天照大神様あるよに
地にも天照皇大神様 天照大神様あるのざぞ
地にも月読の大神様隠れてござるのざぞ
素戔嗚の大神様 罪穢れ祓いて隠れてござるのざぞ
結構な尊い神様の御働きで何不自由なく暮らしておりながら その神様あることさえ知らぬ臣民ばかり これでこの世が治ると思てか
◉◉祀りて◉◉に纏わりて◉国の纏りこと致してくれよ
つまらぬ言申しているといよいよつまらぬ事になりて来るぞ
十一月の三十日 ひつく神 知らすぞ
第三十八帖 月の巻
大きあじあの国々や 島々やその人々と
手握り合い◉国ノ 光り輝く時来しと
みな喜びて三千年 ◉の御幹ノ時来しと
思へる時ぞ◉国ノ まこと危なき時なるぞ
余波に嵐のどっと吹く
どすることもなくな国
手足縛られ縄つけて ◉の御子らお連れ去られ
後には年寄り片わのみ 女 子供もひと時は
◉の御子たる人々は 尽暗い臭い屋に
暮らさなならん時来るぞ 宮は潰され御文みな
火にかけられて灰となる
こノ世ノ終わり近づきぬ
こノ筆心に入れくれと 申してあることわかる時 いよいよ間近になりたぞよ
出掛けた船ぞ ふんどし締めよ
十一月三十日 ひつくの神
第三十九帖 月の巻
喜べば喜ぶことできるぞ 悔めば悔やむことできるぞ
先の鳥越し苦労は要らんぞ 心配りは要るぞと申してあろかな
◉が見つけて楽にゆけるよに嬉し嬉しでどんな戦も切り抜けるよにしてあるのに 人民逃げて目塞いで懐手しているから苦しむのぞ
我義といふ悪魔と学が邪魔していることにまだ気づかんか
嬉し嬉しで暮らせるのざぞ 日本の人民は何事も見へ透く身霊授けてあるのざぞ ◉の御子ざぞ
掃除すれば何事もはきりとうつるのぞ 早よわからねば口惜しこと出来るぞ
言葉とこの筆と心と行いと時の動きと五つ揃たら誠の◉の御子ぞ ◉ぞ
十一月の三十日 ひつくの神筆
第四十帖 月の巻
ここに伊邪那美ノ尊 語らい辛く
吾れ 汝と創れる国
未だ創り終へねど 時待ちて創るへに
よいよ待ちてよと宣り給ひキ
ここに伊邪那岐ノ尊
汝 創らわねば吾とくつくらめ
と宣り給ひて 帰らむと申しき
ここに伊邪那美ノ尊 是 聞き給いて
御頭に おほゐかつち おをいかつち
胸に 火のいかつち ほのゐかつち
御腹には くろいかつち くろゐかつち
陰に さくいかつち さくゐかつち
左の御手に わきゐかつち わきいかつち
右の御手に つちいかつち つちゐかつち
左の御足に なるいかつち なるゐかつち
右の御足に ふしゐかつち ふしいかつち
なり給ひき
伊邪那岐ノ尊 是 見 畏てとく帰り給へば
いも伊邪那美ノ尊は 黄泉醜女を追わしめき
ここに伊邪那岐ノ尊 黒髪かつら取り
また湯つつ間櫛引きかきて 投けうて給ひき
伊邪那美ノ尊 つきの八種の雷神に
黄泉軍 副へて追い給ひき
ここに伊邪那岐ノ尊
十日ノ剣抜きて 後手に振きつつ去り
三度 黄泉平坂ノ坂元に至り給ひき
実がなる桃ノ実
ひふみとりて待ち受け給ひしかば
ことごとに逃け給ひき
ここに伊邪那岐ノ尊 桃の実に宣り給わく
汝 吾 助けし如
あらゆる青人草ノ苦瀬に悩むことあらば
助けてよと宣り給ひて
また葦原の仲つ国に
あらゆる美しき青人草の浮世に
落ちて苦しまむ時に助けてよと宣り給ひて
大神実尊大神実ノ尊と名づけ給ひき
ここに伊邪那美ノ尊
息吹き給ひて 千引岩を黄泉平坂に引きへて
そのいしなかにして
あい向かい正して慎みま申し給い辛く
美しキ吾か汝夫の尊 時廻り来る時あれは
この千引の岩戸共に開けなむと祈り給へり
ここに伊邪那岐ノ尊
確かよ来む と宣り給いき
ここにいも伊邪那美ノ尊 汝国ノ人草
日に千人蒔けと申し給ひき
伊邪那岐ノ尊宣り給わく
吾は一日に千一ホ生まなむと申し給ひき
こノ巻二つ合わしてひつくの巻とせよ
十一月三十日 ひつく神
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