一二三神示の読み方のコツ

一二三神示 読み方のコツ
目次

一二三神示の主記号表記の解釈

・⇨光 気 天 心 ◉の国 神 日 始め

◯⇨闇 実 地 身 外国 神 悪 臣民

◉⇨世のみち 言葉 神 ひふみ

◉◉⇨神々 世の言分ことわりした言霊々

  • 富士の巻「第一帖、第五帖」
  • 地つ巻「第三十四帖」
  • 気の巻「第三帖」
  • 夜明けの巻「第四帖」

一二三神示原文の特徴

第一巻 上つ巻

「二二八八れ十二ほん八れ」

「◉の九二のま九十の◉のちからをあら八す四十七れる」

上記のように、数霊、記号、平仮名、片仮名、極一部の簡単な漢字で記述されています。

一二三神示で数霊が使われている理由は、一文字で多様な意味合いを持たせることができる為とされています。

神示の原文には、漢字、濁音、半濁音はほぼ使用されていません。

また、第二十四巻「黄金の巻」以降の原文・・は既に存在しません。

一二三神示の読み方

一二三神示の記述を基に以下の三点に注意して読むと理解が深まります。

・共に現れる神 イの段とアの段

・シンミンの使い分け

・コトは神

・同じ神名二つ、善と悪、陽と陰

・漢字は感字

この方と共に現れる神

この方イキシチニヒミイリヰ、カサタナハマ(ヤラワ)の神と共に現れる。

(この方とは、それぞれの文が示す言。)

例えば、、天、天、天、天

シンミンの使い分け

民 一般的に私達が認識している人(◉)

民 人の心を構成する霊民(・)

民 人の身体を構成する民(◯)

原文では、「四ん三ん」(=世民)「日ん三ん」(=神民)のように使い分けされています。

コトは神

言は、具象化した言葉を指します。(陽)

発声された音は、世に音として顕れているが、モノとしての実態がない状態。

事は、具現化したモノを指します。(陰)

実際に起こす、起こる、起こったことなど、事象として存在する(している)状態を指します。

言と事は表裏一体であるため上記は一例になります。

例えば、言葉を発声しようとする時も、自身の中で無数の事象が起こって初めて口から音を出す動作に至ります。

この場合、先に事象があって(陽)、その事象の動が言となって世に出る(陰)と解釈します。

これらの流れをイロハ(から出する動)と云います。

又、九十とは結びを意味し、「世はことごとく」とは、言事が組まれて世が成り立つ様を表しています。

同じ神名二つ、善と悪(陽と陰)

カナは神名「アイウエオ五十音」であり、神の言葉です。

これを五十連いつら意宇宙いそらと云います。

先述した通り、五十連と意宇宙は言だけでなく、それによって具現化して目に見える形として現れるこの世の全ての仕組み・働きの様を指します。

また、イロハの原理で生まれる五十連、意宇宙を天子様と云います。

つまり、五十音それぞれが神であり、神の働きを表しています。

神名の善悪、陽陰の例

・ツミカサネ⇨積重(善)、罪重(悪)

・シンメ⇨心芽(陽)、新芽(陰)

漢字は音の感字

古事記が変体漢文で記述されていることから判るように、日本語の文字は元々表音文字(清音)です。

そのネの働きを時処位に応じて当て嵌めた文字が漢字です。

漢字は一概念を示すのにとても有効な働きをします。

その反面、一音で広範囲な概念を含む清音の働きを狭めてしまいます。

文章を理解する為に漢字は必要ですが、表記されている漢字一例に捉われずに、自分が音で感じた漢字を思い浮かべて読んでいくことが大切です。

一二三神示の音読のコツ

一二三神示は祝詞です。

これは神示に記してあることです。

そして、天津祝詞の太祝詞言である「ひふみ祝詞」47音の具体的な働き・解釈を記したのが一二三神示です。

祝詞は宣るものであり、声に出して、澄んだ言霊で読み上げるのが正しい方法になります。

  1. 宣る(言霊)⇨宣言、宣誓
  2. 祈る(心得)⇨言葉に意を載せる
  3. 成りきる(実行)⇨自分自身と同化
  4. 融けきる(真人まこと)⇨上記三つが揃った状態

一二三神示 地つ巻 第八帖

神主、お祓い祝詞上げても何にもならんぞ、お祓祝詞は宣るのぞ、今の神主 宣ってないぞ、口先ばかりぞ、祝詞も抜けているぞ。

祝詞は読むものではないぞ、神前で読めばそれで良いと思うているが、それだけでは何にもならんぞ。

宣るのざぞ、祈るのざぞ、成りきるのざぞ、融けきるのざぞ。

神主ばかりでないぞ、みな心得ておけよ、神のことは神主に、仏は坊主にと申していること根本の大間違いぞ。

澄んだ言霊で宣る

澄んだ言霊とは、単純に綺麗な声とも言えますが、濁音を含めない清音でもあります。

一二三神示原文には濁音・半濁音はありません。

濁音は濁った音と書くように、響きの悪い音ですから、言霊としての本来のある姿とは言い難いところです。

以上のことから、神示を音読する際は、清音で発声すると尚良いでしょう。

ただし、無理して清音にする必要はありません。

それよりも、声に出して気持ち良く読むことの方が余程大切です。

心で読み 言霊を発し 意識して行動

当ブログは色々と読みやすい工夫を凝らしています。

それは神示に書いてあることの意味が分からず、途中で読むことを諦めてしまう人が多い為、少しでも読み続けられる神示を、という思いからです。

ただ、心に留めておいて欲しいのは、この見出しの三柱になります。

文字の意味や解釈や理解も読む上で大事ではあるのですが、それだけではどこまでいっても学の域を出ることはありません。

後にも先にも、心で読むことを意識することが自然解への道になります。

今回の「読み方のコツ」で書き綴ったことは、読み進める為の気ツけとしましょう。

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