「天子様が神」の意味 一二三神示

天使様 一二三神示
目次

我を出すとわからなくなる

上つ巻 第一帖

『◉が世界の王となる、天子様が神とわからん臣民ばかり。』

上の一文の我を出さずに読むと以下のようになります。

『◉か世界の王となる、天子様か神とわからん臣民ばかり。』

漢字は外国語(支那国)であり、「感じ」ですから、神名かなである「かな」に変換すると以下のようになります。

『◉かせかいのおうとなる、てんしさまかかみとわからんしんみんばかり。』

これが一二三神示に記してある『我を出すな』の意味となります。

もちろん読んでそのまま「人生において我を出すと失敗するぞ」という意味もあります。

言霊における「人生」とはそうゆうことですから、結局は同じことを意味しています。

てんしさまかかみと

この一文に注目して頂きたいのですが、これを皆さんはどう読みますか?

このままだと意味が判りません。

天子様はその通りとして「かかみと」は難しい解釈です。

「と」は数霊で十と表され、「〜と〜」のように結びを意味しますから、ここでは「かかみ」までの解釈が求められます。

一二三神示には『我出してもならぬし我なくてはわからぬし難しい教えぞ』とあります。

この言葉通り、我は必要なことでもあります。

そこで、改めて我を振ってみます。

「ががみ」⇨我が身

「がかみ」⇨が神

「かがみ」⇨鏡

現在世に出回っている一二三神示の訳文は、何も「が神」と訳されていると思われますが、一度清音で捉えることで三つの解釈が生まれています。

一二三神示の原文に濁音はなく清音表記です。

濁音とは清音が濁ったものですから、元を正せば清音で濁音の意味も兼ね備えています。

てんしさま

てんし様とは先述した通り「天子様」です。

ただ、天子様とは「・しさま」のことです。

また、イ、キ、シチニ、ヒ、ミ、イリヰの神と共に現れます。(気の巻 第三帖)

例えば、・=キ、ヒ、〇=ミ、チ、また天シ、天キ、天ニ、など。

天地様であり天気様、天意様、君様、でもあり、それぞれにそれぞれの解釈があります。

例えば、天子様なら、天は神ですから、神の系譜を継ぐ天皇陛下でもありますし、人はみな天の子でもありますし、子供は宇宙(母胎)という天から生まれた子でもあります。

因みに、天詞様という訳は、詞(ことば)は言(神)の八(弥)、天(・)からの波、なので天を親とした子が詞という意味になります。

「様」の意味

厳密に言えば「様」は訓読みの「さま」で、音読みの「よう」ではありません。(音読みは支那読み)

「さま」の意味をしっかり理解しておく必要があります。

「さま」とは有り様、在り方、様子、様相、様態、といった意味となります。

つまり、天子様とは天子の在り方のことで、天地様も同様に天地の様子・様相のこととなります。

まとめ

「てんしさまかかみ」の解釈をまとめます。

一、天子様我が身とわからん臣民ばかり

二、天子様が神とわからん臣民ばかり

三、天子様鏡とわからん臣民ばかり

一 ⇨天子様は・と〇の様なので、気と実(心と体、天と子)からなる人の身体のこととなりますが、無響音である「ん」を除くと「手」と読め、手は心の使いとも言い表せます。

二 ⇨一般的な解釈の通り、てんし様とゆう神様です。

三 ⇨天子様は天地様でもありますから、『天地見よ』の記述通り、天地の様相(又はその変化)は己の鏡であることになります。

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