量子力学「世は心のままに映る世界」

量子力学 天地日月
目次

量子力学とは

量子力学を難しいこと抜きにして簡単に説明します。

原子が結ばれてH2O(水)などの分子が生まれます。

この原子や分子のように、物質を形造る素材にあたる小さなものを量子と呼びます。

量子の中には原子や分子、電子や光子など色々な種類があります。

目に見える大きさのものに関しては「どういう法則で動くのか」が現代においてはほぼ解明されています。

しかし、それよりも小さい単位である量子になると、これまでの法則が全然通用しなくなります。

つまり、この不思議を解明し、「目に見えない世界の法則を発見しよう」とするのが量子力学となります

量子力学の鍵を握る天地日月の言霊

天地日月「アメツチヒツキ」

ア→吾 メ→目 ツ→付 チ→知

ヒ→日 ツ→点 キ→気 ク→組

吾の目が地に移り付き知となり

(愛の恵による心芽新芽の誕生)(これに因って)

日が生まれ付き:点き照らされ

(心芽に日が灯り移り分かれ)

闇の中の存在が実像として現れる

(世のモノコトが結ばれ一つの明る実となる)

量子力学「不確定性原理」

不確定性原理とは、1927年にドイツの物理学者ハイゼンベルグが提唱した「粒子の位置や運動量が一意には定まらず確立的な広がりがある」という原理です。

ここでいう粒子とは、陽子や中性子や電子といったものです。

それまで「ある時刻での粒子の位置と運動量は確定している」とされ、この二つとニュートン方程式があれば、粒子やその後の運動が説明できるとされていましたが、彼の提唱した不確定性原理の登場で改められることになりました。

現在では、この原理を更に煮詰めて2003年に小澤正直氏が発表した不等式が注目されています。

二重スリット実験

Takumi量子論

電子銃から電子を発射して、向こう側の写真板に到達させる実験で、ピッチングマシーンを想像してもらうとよいかと思います。

ただ、あくまでも電子を扱った実験で、その途中は真空になっています。

そして、電子の通り道にあたる位置に衝立となる二本のスリットの入った板を置き、電子はこの二本のスリットを通って写真板に到達することになります。

写真板に現れる二つの事実「量子の二面性」

当然ながら、この二本のスリット(二重スリット)に、「粒」状のものを通すと写真板には二本線が現れ、「波」状のものを通すと干渉しま模様が現れます。

電子は粒状の物質ですから二重スリットに通せば、その先にある写真板につく模様は当然二つの線状になるはずです。

しかし、実際には電子の粒を二重スリットに通すと、波を通した時と同様の干渉縞が現れます。

電子銃から大量に発射される際に、粒同士が干渉したのでは?という疑問を解消すべく、一発づつ発射しても波を当てた時と同じように干渉縞が現れます。

更に、観測機を二重スリットの側に置いて電子を見ながら(観測しながら)通すと、写真板に現れるのは粒を通した時と同様の二本線となります。

どういうことかというと、観測することによって、それまで型にならない波状態であったモノが、一つの球(粒)という型として存在を表すという挙動が起こっていることをこの実験結果が示しています。

(素粒子は観測すると粒状になり、観測しない間は波状態で空間に漂っている)

二重スリット実験 天地日月
Takumi量子論

二重スリット実験における意識の影響

装置の側に被験者を座らせ、スリットの片方だけ光子が多く通過するように強く念じてもらい、左右のスリットを通る光子量に偏りが出るかを検証。

すると、意識を集中して約三秒後に左右の通過数に有意な差が現れます。

二重スリット実験 意識の影響
Takumi量子論

また、同様に干渉縞の濃淡を意識してもらった検証では、意識通りに濃淡が反映されています。

「シュレーディンガーの猫」

「シュレーディンガーの猫」とは、物理学者エルヴィン•シュレーディンガーが頭の中で行った思考実験です。

理論物理学者ニールス•ボーアは「どういった観測の仕方をするかが、光の波動、粒子いずれかの性質を決定している」という考えを示しました。

つまり、対象(光)を粒子として見ようとするか、波として見ようとするかで、どちらの性質に見えるか決定される、としたのです。

言い換えれば「観測するまで物事の状態は確定しない」ということになります。

「観測するまで物事の状態は確定しない」と「見るまで答えが分からない」の違い

箱の中に、誰の手を介することなく誰にも気づかれず、全くのランダムに赤色か青色のどちらかの球を入れます。

アインシュタインは「当然、それは赤か青のどちらかであり、分からないのは私達にそれを決定する為の情報が不足しているからであって、箱の中身は最初から決まっている」と主張します。

つまり、観測するまで答えは分からず確立でしか言えないが、正解は最初からこの世に存在している、とするのが彼の考えです。

ところが、ボーアは「箱を開くまで球の色はこの世で決まっておらず、開いて観測した瞬間に色が確定する」と言います。

具体的には「観測前の箱の中身の球の色は赤と青が50%づつ混じった紫色の状態である」とするのが彼の考えです。

「シュレーディンガーの猫」の結論

「最初から状態が決まっている」のか「見た瞬間に状態が決まる」のか、検証する実験を考えついたジョン•スチュワート•ベルという物理学者が登場します。

彼は、シュレーディンガーの猫の箱の蓋をこっそり開いて、隙間から中を除いて猫の状態を確かめる方法を考え出しました。

それにより、「最初から状態が決まっていた場合」と「見た瞬間に状態が決まった場合」とでは、ばらつき方が異なることを数学的に示しました。

その後、物理学者アラン•アスペが彼のアイデアを基にした実験で、「観測した瞬間に物事の状態が決定される」方が正しいことを証明しました。

これはボーアの提唱の正しさを証明したことであり、観測するまでは赤色とも青色とも定まっていないことが結論づけされています。

纏め 「物事の状態」は見る側の意思で決定され、具象化しカタチとして現れる

物事は自身の目で捉えるまではカタチ(像)となる前の波状、純粋無垢なままの素の存在であるということです。

見ること、つまり光(陽)を当てることで、それまで陰だった存在と調和されカタチ有る存在へと状態変化します。

素といっても沢山の種類があるわけですが、同じ素を見ても、見る人によって現れるカタチが変わってきます。

カタチとは人それぞれの意思により移ろい変わり現れるモノである」ことがこの記事の核心となります。

一二三神示「世は心のままに映るのぞ」とは正にこのコトです。

素粒子はあらゆる物の素、宇宙の星屑のようなもので、サイズにして10億分の1cm、いずれの空間にも同様に波として存在しています。(超弦理論)

先程”物事は自身の目で捉えるまでは”と書きましたが、他人が観測しても機械が観測しても同じことが言えます。

しかし、その他人も機械の存在も、元はと言えば、観測者であるあなたが生んだものなのです。

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